官能検査員研修会

　社内教育の一環として官能検査員研修会って言う講習があるんですよ。
別にエロチックな話じゃなくってね。
所謂食味についての講習と味の感じ方の試験があるんですよ。
食品会社な物でね、その中で食味したりする工程に居る人はこの講習を受けて試験に受かる必要があるみたいなんですよ。
まぁ～、落ちたからといってそこの現場じゃなくなるとかそんなことは無いみたいなんですが、落ちると受かるまで再試験があるみたい・・・。
年間に１回くらいしか開かれない講習らしく、１回のうちにチャンスは２回あって、２回とも落ちると来年講義免除で試験だけ受けに来なくっちゃいけないんだってさ。
前に受けた人の話では「結構難しいよ」って事だったんでビビリながら本社に行って試験受けてきました。
試験の内容は５つの味の入った５個のコップと水の入ったコップ３個があってそれぞれ番号が書いてあってどの番号のコップがどの味かを当てるって話、当然水はダミー。
味は甘、辛、塩、酸、旨の５種類。
ま～、これだけ書けば簡単じゃないのって思われるでしょうが、この液体が馬鹿みたいに味が薄いのよ・・・。
水以外の５味のうち４個当てれば合格って事なんだけど、実際にやると混乱してくるんだよね～。
酸っぱいのと苦いのとショッパイのは口に含んだ瞬間に、水じゃないって事は判るんだけど、やってるうちに「しょっぱい」って言うのはこれだっけ？って混乱してきちゃうのよ。
終いには口を濯ぐ水も、微妙に苦いんじゃないかって思い始めるしね。
更に誰もが外したって言っていた「旨み」、これが曲者なんだよね。
大体にして旨みって何よって気がするでしょ。
結局俺も「旨み」だけ外しました、まぁ～他４個は当てたんで１回で合格だったんですけどね、ちょっと半べそでした（涙）
これが旨みですって判ってから飲んでみると、確かに味の素の味がしましたね。
口に含むだけじゃなく少量飲んでみないと甘みと旨みは判んない感じでしたね。
取り敢えず合格できて良かったよ。