今年の恐怖体験

　書き忘れてたわけじゃないんだけどね、恐怖体験が俺の身に降りかかったんで書いておく事にします。

　今年の８／１０（当日の日記参照）の事、昼近くになって俺と嫁さんは海に向かってたんだよね。
１１２号線（月山新道）って言う自動車専用道路を使って。
この道って通った事がある方ならご存知だと思うんだけど、やたらとトンネルが多いんだよ。
冬場になれば国内有数の豪雪地帯と成るその通りは、俺がまだ小学校の低学年の頃には開通して居なかったりする通りなんだよね。
そう考えると開通２０数年で道沿いの電話ボックスに幽霊が出るとかそんな噂が立つのも、出羽三山と言う霊山を無理やり通した道だからでしょうか？

　昨晩台風が北海道に通過していった事で、本日の天候は多分海水浴日和に成る事を確信していたし、１時間ほど出発の時間が遅れて、更にちょっと遠目の海水浴場を目指していた事も有って、車のスピードは若干早めな感じでした。
後部シートには、サマーベットを初めてした海水浴グッズ満載だたりします。

　それが起きたのは幾つ目かのトンネルを抜けた時でした。
助手席の嫁さんと、なんやかんやと話をしながらハンドルを握っていた俺は突然気が付いたんだよね、俺の後ろの席の窓が勝手に開く事に・・・。
季節に関わらず、ホコリや花粉が車内に入る事を嫌う嫁さんの希望でウチの車の窓は殆ど締め切ってるんで、窓が開いて外部の音が入ってくると当然直ぐわかるんだよね。
「後ろの窓空いたんだけど・・・」っと俺が言うと、それまで笑ってた嫁さんが引きつった声で「なんで？もしかして霊現象？」
運転席側から空いた窓のパワーウインドーのボタンを押しても何の反応もありません。
こんな天気のいい日中に霊体験か！とか思いながら「ボタン押しても窓閉まんない、壊れたかも・・・」と言ってチラッと嫁さんの顔をみると心なしか青ざめていた感じでした。
それが霊体験によるものか、修理代がかさむ事を恐れて居たのか判断しかねる感じでした。
何度運転席から後部シートのボタンを操作してもその窓だけは反応しませんでした、他の窓は全然大丈夫なのに・・・。
これはやっぱり月山と言う霊山が成せる超常現象では・・・、とか思いながら、運転席から後ろに手を伸ばして直接後部シートのスイッチを操作してみる事にしました。

　その時やっと原因が判明しました、後部シートと運転席の背もたれの間に挟むようにしてに立て掛けてあったサマーベッドの位置がずれて、ちょーどそのドアのパワーウィンドーのスイッチを押していたんだよね。
一瞬マジで怖かったよ、修理代が（笑）